1つじゃ寂しいLEDイルミネーションButterflyライトが誕プレ

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私が飲み屋でアルバイトしていた3年前なのですが、その時にフィリピン人の少し年上の方と知り合いました。その方はとても明るい女性ですが、どこかプライドが高い雰囲気があるため、周囲からは浮いた存在でした。それでも異国の話を聞くのが楽しかったので、彼女とはアルバイト中に話をしたりするようになるにつれて、少しずつ仲良くなったのです。

それでもシフトが合わなかったりして会わない期間もあったので、プライベートの付き合いはしませんでした。そのアルバイト先で1年ほど働いて、私がちょうど26歳になった1月の終わりに、久しぶりに彼女と会いました。彼女は『仕事終わりに時間ちょうだい』とカタコトで笑いながら言うと、控え室へ向かって行きました。

なんだろう?と思いながらついていくと、そこには赤いリボンで包装された箱がテーブルに置いてあったのです。彼女はお誕生日おめでとうございます!と鮮やかな笑顔を見せながら、なんと、私にプレゼントをくれたのです。

私と彼女にはプライベートでの交流がなかったので、まさかプレゼントがもらえるとは思わず、その時はただただびっくりしました。彼女の誕生日にはお返しをしなければと思いながら、これからはもっと交流を深めようとも考えました。帰宅してからさっそくプレゼントを開けると、中身はLEDイルミネーションのButterflyライトでした。

 

私はアルバイトのスタッフのみなさんが知っているほど蝶々好きで、持ち物はほとんど蝶々モチーフでした。おそらくそれが原因で蝶々のものをプレゼントしてくれたのでしょう。「でもなんでLEDライト?しかも1個だけって使い道なくない?」プレゼントをもらった当時の私にはハテナしか浮かびませんでした。

蝶々のイルミネーションライトならば、何個かつながっているものが販売されているし、そっちの方が断然可愛いのに。たとえプレゼントがそれでもクリスマスもお正月も終わっているから、イルミネーションライトなんて使い道もうないのに…そんなことを思いながら、プレゼントを貰った日の夜はかなりモヤモヤしたものです。

「きっとお国柄、誕生日だから明るいものをプレゼントしようと思ったに違いない!まだ日本の文化についてよく分かってないから仕方ないんだ!」あまりにも使い道もなく、反応に困るプレゼントをもらった私はそう思うことでしか自分を納得させることが出来ませんでした。

そして後日、改めて彼女にお礼をしようと、アルバイトのあとに控え室で話していると、彼女はこう言ったのです。『あの蝶々のライト、ピカピカしてうちの子どもらは大好きなんだよね。

そのうち○○ちゃんにも子どもができるだろうから、その時にぜひ使ってみてね!』なんと彼女は、将来の私の子どものためにそのライトをプレゼントしてくれたようでした。いつか産まれる子どものためではなく、その時の私へのプレゼントが欲しかったなぁと心から思いましたとさ。