結婚しろ!のプレッシャーにキレそうな時「気持ちが嬉しい」誕プレで感激

付き合って6年目になる彼氏。お互い20代後半になり、そろそろ結婚を意識し始めていた2年前の誕生日。私が彼からもらったプレゼントで一番嬉しかったのは、テッパンですがやはりリングでした。

普段極度の恥ずかしがり屋で、自分一人で宝石屋さんに行くなんて、まったく考えられない私の彼。しかしそれどころか「彼女へのプレゼントを」と店員さんに伝えることができるなんて…。おかしく思われるかもしれませんが、あまりにイメージが湧かなさすぎて、リングを渡されたときは本当に驚いた!そして、そんな喜びも一緒に与えたくれたプレゼントだったからこそ、強く印象に残っています。

実はこのプレゼントには、個人的なほっこりエピソードがあります。

話は変わりますが、私の2つ年下の妹は、私より先に結婚しました。それはちょうど、彼がリングをプレゼントしてくれた2年前。私の妹は「今のまんまのんびり過ごして、仕事でもキャリアを重ねて…。30歳くらいで結婚かなぁ。だからお互い仕事がんばろう!」なんて言っていたのですが、そんな話はどこへやら。突然電話してくるやいなや、「妊娠した」と私を驚かせたのでした。妹はもちろんそのまま結婚。今もなお幸せな生活を続けています。

しかし、私はと言えば、自分より先に結婚、出産を経験した妹に対して、やはりどこか嫉妬や憧れを抱いていたんだと思います。それからというもの、悪阻の大変さや家事の大変さ、「私にはもう守るべき家庭があるから」などという話を妹がし始めると、なんだか胸の奥がザワつく私。本当は自分が先に経験するはずだった…。両親に初孫を見せるのは自分の役割だったはずだ…。時代錯誤かもしれませんが、こんなふうに感じて一人ムシャクシャする日々。

しかし、こんな見苦しい感情、例え彼氏にも絶対に吐露することはできませんでした。妹からの何気ない電話を受けた夜は、意味もなく悲しくなり一人で泣いたりしていました。それはきっと、妹への嫉妬や憧れの感情ではなく、自分の不甲斐なさが故でした。

私自身仕事を続けていきたいと願う反面、家族や親戚からは「そろそろ結婚したら?」と言われ、少々不安定になっていた当時。20代後半という変化を強いられる時期にはじめて気づいた自分の弱さ。

しかしそんな時、彼がリングをくれたのです。そしえ何よりも思い出深く残っているのは、このリングに添えられた手紙。その内容でした。

「俺は多分お前の考えてること分かってやれると思うよ。だからバレないように悲しもうなんて思わないで。結婚は遊びじゃないから俺はちゃんと考えて、ちゃんと言葉にする。安心して待っててよ。」

一言一句覚えています。ああ、なーんだ!私この人のこと舐めてたな、と思った瞬間でした。ぼんやりしてるようで、ちゃんと見てくれてる。何を泣くことがあろうか!と心の荷が降りた瞬間。そして、来年30歳になるこの歳に、私たちカップルも結婚することになりました。

2年前にもらったプチプラのリング。「物より気持ちが嬉しい」の本当の意味を知った瞬間でした。