遊牧民族風のストール、ドライフラワーはガッカリ!処分!


私の誕生日は9月で、まだどちらかというと夏の空気が残っているような暑い時期です。私の友人2人が女子会も兼ねて、40歳の誕生日会を開いてくれるというので、楽しみに指定された沖縄料理のお店まで行きました。2人はどちらかというとクールでスタイリッシュなタイプで、高校時代の友人です。

2人とも洋服や趣味のセンスもよいので、会うたびに「私ももっとおしゃれにならなくては…」と刺激を受ける関係でした。とくに、一人はつい最近ヨーロッパで、もう一人は北海道に旅行に行ったらしく、そこで私にお土産も兼ねて誕生日プレゼントを買ってきてくれたというではありませんか。

私はその話をLINEで聴いて、テンションがあがり、誕生日会が楽しみで楽しみでなりませんでした。さて、実際に3人で顔を合わせると、お互いに好きなワインやスパークリングワインを注文し、まず乾杯しました。こうして、昔の友人からお誕生日を祝ってもらえること自体、ありがたいことです。

まず、一人が「お誕生日おめでとう!パリに行ってきたのよ。ちょうどこれから寒くなってくるから、ストールを買ってきたの。どれにしようか迷ったのよね。でも、あなたに似合いそうなのを選んだから、ぜひよかったら、使ってね。」とおしゃれなリボンと包装紙でラッピングされた大きな塊を私の目の前に差し出しました。

ちょっと大げさではないかと思うほど、カラフルなリボンでラッピングされており、一見かなり華やかな贈り物でした。そこで、わくわくしながら、包装紙を開けていきました。しかし、包みから見えてくるストールらしきものを見た途端に、「まるで遊牧民の衣装ではないか」と愕然としました。

たしかに、ストールと言えばストールなのですが、日本ではあまり見たことのないような超極太の毛糸でざっくりと編みこんであり、おしゃれなストールとは全く程遠いのです。しかも、色は黄土色です。洒落た柔らかなベージュとは、程遠いのです。

よくあるアルパカの毛で編んだような高級感のあるストールなら、太い毛糸も納得なのですが、こちらの贈り物はとてもよいものとは思えず、糸が麻のようにささくれているではありませんか。その時点で残念でなりませんでした。しかし、一応、友達の手前、羽織ってみました。

ガラスに映った自分の姿を見て、二重にがっかりしました。まるで昭和時代の雪国の子どもか遊牧民族のようだったからです。贈り主の友人は「わぁ、よく似合うわ。実は、もう一つ、シックなスモーキーピンクの薄手のおしゃれなストールがあって、迷ったのよね。

でも、こちらの方が雰囲気にぴったりだから、やっぱり、こっちにしてよかったわ。」と言うのです。ということは、私はラクダに乗った遊牧民族のような見た目なのだろうかと失望しました。

恐る恐るもう一人の友人の顔を伺うと、ちょっとぎょっとした顔をしているのが分かりましたが、一応「高そうなストールだね。」と一言無理やりな誉め言葉を発しました。温かいことには変わりはないですが、一体パリのどこでこんなダサいストールが売っていたのだろうかと思い、驚きました。

きっと高いわけもなく、羽織るとチクチクします。羽織りながら、頭の中で「家に帰ったら、即効処分しよう」と心に決めました。そして、もう一人の友人の贈り物はラベンダーのドライフラワーです。ラベンダーと言えば聞こえはいいですが、こちらも驚くほどラベンダーの花がバラバラと落ちてくるではありませんか。香りのみ楽しみ、あとはさっぱりです。

誕生日プレゼントなら、ラベンダーのサシェやソープなどがありそうなものですが、こちらの選択も全く私には理解ができないもので、「がっかり」を通り越してしまいました。気持ちだけありがたく受け取り、二つとも残念ながら、処分いたしました。「ありがとう」と「ごめんなさい」が交錯した複雑な誕生日会でした。