誕生日プレゼントにもらった巨大クマのぬいぐるみは流石に邪魔

私が27歳で独身だった時の話です。私は元々クマが大好きで、部屋に小さなクマのぬいぐるみや置物を置いて楽しんでいました。当時は東京の狭いマンションに一人暮らしをしていたので、広さの関係上置けるものは限られてしまいます。

そのため、あまり物は増やさないように努力していました。しかし、27歳の誕生日に事件は起こります。友達が、私の誕生日にケーキを買って遊びに来てくれました。やはり何歳になっても誕生日を祝われるのは嬉しいので、とても楽しいひとときを過ごしていました。

そこまでは良かったのです。友達が来て数時間経った頃、インターホンが鳴りました。特に宅配物は頼んでいないし、何かの勧誘かもしれないと思い出なかったのですが、友達がどうしても出て欲しいと頼んでくるのです。不思議に思いましたが、そこまで言うのならと玄関を開けてみると、視界に入ってきたのはラッピングされた巨大な袋。正確には、巨大な袋を持った宅配便のお兄さんでした。

こんなの頼んだ覚えはないし、初めは部屋を間違えてるのかと思いましたが、宛先を見ると確実に私宛なのです。嫌な予感がして後ろにいた友達を見ると、案の定ニコニコした顔でこちらを見ています。それは、友達が私に用意したサプライズプレゼントだったのです。ただただ大きさに驚愕していましたが、促されるままに開封。

すると、そこには巨大なクマのぬいぐるみが入っていました。私が小柄なこともありますが、明らかに私よりも大きなクマでした。そして友達はそれを見届けると、大満足の顔で帰っていきました。部屋に取り残されたのは巨大なクマと呆然とする私の二人きり。

嬉しさや驚きよりも、この狭い部屋にどこに置こうという不安が一番強かったです。確かに優しい顔つきをしているし、首に赤いリボンをしていてとても可愛いのですが、とにかくサイズが大き過ぎました。部屋が狭く、床はもう置ける場所がないので、仕方なくベッドに置くことに決めました。

そして寝る時はもちろん一緒です。私は12月生まれなので、始めのうちはクマと一緒に寝ていると暖かいし、案外悪くないかもと思い始めていました。でもそれは寒い季節だけの話です。冬も終わって暖かくなってくると、モコモコしたクマと一緒に寝るのがだんだんと苦痛になってきました。しかし友達からのプレゼントで、ぬいぐるみということもあり、簡単に処分することもできません。

夏の間は寝る時だけテーブルの上に置くことにしてなんとか乗り切ることにしました。しかし、ここでも問題が発生します。私はすごく怖がりな性格をしているのですが、夜中にトイレに起きる度に、クマの影が人影のように見えてしまうのです。起きたのが丑三つ時だった時なんて、本当に最悪です。何度同じ経験をしてもなかなか慣れずに、すごくビクビクした夜を過ごしたのを覚えています。

その後結婚を機に、クマのぬいぐるみは実家に置いてもらうことにしました。もうあんな想いをしなくていいと思うととてもホッとします。それからというもの、知人に誕生日プレゼントをあげる時は絶対に相手の迷惑にならないように、最新の注意を払うようになりました。何をあげるにしても、大きすぎる物だけはやめようと心に誓っています。

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